カバラ数秘術(Kabbalistic numerology)は、古代のユダヤ教の神秘主義に基づく数秘術の一つです。
目次
カバラ数秘術の主要な要素3 姓名数
カバラ数秘術において、姓名数は個人の名前の各文字に対応する数値を割り当て、その合計を求めることで導かれる数です。これにより、その人の性格や運命、人生の課題などを理解しようとします。以下に、姓名数の基本的な概念と計算方法を説明します。
名前の文字に対応する数値
カバラ数秘術では、ヘブライ文字が使用されることが多いですが、ここでは英語アルファベットを例にして説明します。各文字には1から9までの数値が割り当てられます。
A, J, S = 1
B, K, T = 2
C, L, U = 3
D, M, V = 4
E, N, W = 5
F, O, X = 6
G, P, Y = 7
H, Q, Z = 8
I, R = 9
姓名数の計算方法
名前の各文字に対応する数値を調べます。
その数値を全て足し合わせます。
足し合わせた数値を一桁にするために、再度足し合わせます(ただし、11、22、33などのマスターナンバーはそのままにします)。
例として、「John Doe」という名前を使って計算してみましょう。
J (1) + O (6) + H (8) + N (5) = 20
D (4) + O (6) + E (5) = 15
合計 = 20 + 15 = 35
3 + 5 = 8
この場合、姓名数は「8」となります。
姓名数の意味
各数値にはそれぞれ特定の意味があり、以下に簡単に示します。
1: 独立心、リーダーシップ
2: 協力、調和
3: 創造力、表現
4: 安定性、計画性
5: 冒険心、自由
6: 愛、奉仕
7: 内省、知識
8: 力、成功
9: 博愛、理想主義
11: 霊性、啓示
22: マスタービルダー、実現力
33: 無条件の愛、奉仕の精神
これにより、姓名数を通じて個人の性格や運命、人生の課題などを理解し、自己成長や人間関係の改善に役立てることができます。
カバラ数秘術の主要な要素4 秘数
カバラ数秘術の「秘数(ヒスウ)」は、特定の数が持つ神秘的な意味や影響力を探求する要素です。秘数は、人生の様々な側面に影響を与えるとされており、個人の運命や性格、経験などを解明するために使用されます。以下に、秘数の基本的な概念とその意味について詳しく説明します。
秘数の基本概念
秘数は、特定の数に対して神秘的な意味を持たせ、その数が持つエネルギーや影響力を理解しようとするものです。これにより、個人の人生における特定の傾向や課題を明らかにし、自己成長や問題解決に役立てることができます。
主要な秘数とその意味
1: 独立、リーダーシップ、自己実現。新しい始まりや自己発見を象徴します。
2: 協力、調和、バランス。他者との協力やパートナーシップを重視します。
3: 創造力、表現、楽観主義。創造的な活動や自己表現を追求します。
4: 安定、計画、実務。堅実で安定した基盤を築くことを目指します。
5: 自由、冒険、変化。新しい経験や自由を求める傾向があります。
6: 愛、奉仕、家庭。家庭やコミュニティを大切にし、他者を助けることに喜びを感じます。
7: 内省、知識、精神性。深い思索や精神的な探求を重視します。
8: 力、成功、物質的な豊かさ。リーダーシップや成功を追求します。
9: 博愛、理想主義、奉仕精神。高い理想を持ち、人道的な活動に関心があります。
11: 直感、霊性、啓示。高い直感と霊的な洞察を持ちます。
22: マスタービルダー、実現力、大きな夢を現実にする力。
33: 無条件の愛、奉仕の精神。究極的な奉仕と愛の象徴です。
秘数の応用
秘数は、個人の姓名や誕生日などのデータをもとに計算され、その結果を通じてその人の人生のテーマや課題、強みや弱みを明らかにします。これにより、自己理解を深め、人生の重要な決断や課題に対する洞察を得ることができます。
カバラ数秘術についてもっと詳しく知りたい場合は、カバラの教典や関連する文献を参考にすると良いでしょう。興味があれば、さらに深く掘り下げて学ぶことができますよ。