蠍座の心の強さ
何度でも立ち上がる
めげない、くじけない、あきらめない。これは蠍座の特徴であり、心の強さの表れといえます。
「あきらめなければどうにかなる」というただ漠然とした忍耐ではなく、蠍座の場合は「私は必ず成し遂げる」という強い思いを持っています。
たとえ挫折しても「何度でも立ち直って見せる」という(傍から見ると)根拠のない自信を胸に秘め、挑戦をしつづけます。
そのため、なにかを成し遂げようと一度決心したなら、それを獲得するために一生をかけてでも取り組むでしょう。
いくら強い蠍座だって心を痛めることはもちろんあります。
ただ、蠍座のすごさはそこからの復活力なのです。
場合によっては何年も立ち直れないほどの傷を追うかもしれませんが、着々とエネルギーチャージして、いつか必ず立ち直ることでしょう。
嫌われることを恐れない
立ち直る力もすごいのですが、さらにすごいのは「めげない」という心の強さ。
落ち込んだり凹む前に、そもそもめげない強靭さがあります。
もちろん本人からすれば「いやいや、結構めげますよ」というかもしれませんが、他の星座とは比べものになりません。
友達は本当の自分を理解してくれる人だけでいい、という感覚を持っていますので、周囲の人にへつらったりはほとんどしません。
私のことが嫌いならそれはそれでしょうがない、と思える強さを持っています。
誤解されてしまうことは多いかもしれませんが「嫌われることを恐れない」というのは、社会で頭角をあらわしていくには必要な考え方です。
独自の意思やスタイルを貫いて、自分らしく成功していくためにはこの資質が求められることでしょう。
ただし「嫌われてもいいから・・・」と、他者を否定するかたちで発揮してしまうと本末転倒になってしまいますから注意しましょう。
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蠍座の心の弱さ
許せない
他者となんらかのトラブルがあったとき蠍座の感情は固くこわばります。
自己を省みたり、話し合ってどうにか妥協点をみつけることより、相手を否定するこで自分を防御しようとするのです。
場合によっては憎しみという形をとることもありえます。
「人間は弱いものだし私も完璧ではない。だから今回は許そう」と思えることは弱気の表れではなく強さです。
真の強さを持たない人は、他者を許すことは決してできません。
蠍座は自分を認めない人間をシャットアウトしてしまう傾向があります。
嫌なことがあると「絶対に許せない」と感じやすいのです。
一見強い性質に見えますが、本質においてそれは弱さなのです。
目的を持たない危険性
高いポテンシャルをもつ蠍座は、その能力を使って多くの願望を達成する力をもっています。
ですがそれは、自分はこれをやりたいのだという目的がある場合のみ当てはまります。
むしろ目的を持たない蠍座は危険だといえるかもしれません。
目標にむかって努力をしようがしまいが、その人の基本エネルギーは変わりません。
意識を集中させることのない蠍座は、その力をネガティブな方向に向けてしまうことがあるのです。
「こんな自分は生きる価値なんてない」と自己破壊に向かうこともありますし、それを他者へ向けることもあるでしょう。
そうなると、相手を陥れたりいじわるをしたり、場合によっては異常行動にでたりと、問題を生じやすくなってしまいます。
蠍座の無尽蔵なエネルギーは毒にも薬にもなりえるもの。
うまく使いこなすかどうかは自己コントロールにかかっています。
強い気持ちをもって自分と向き合うように心がけましょう。