天秤座の最大の強み
評価する能力
ものごとの価値を見極めるためには勉強や努力だけでは足りるものではなく、天性の素質のようなものが必要になるのかもしれません。
とくに芸術など基準があってないようなものは、明らかに才能やセンスが求められるでしょう。
何かについて評価を下すには強い自信がなくてはできませんから、審美眼を磨き上げてなければ出来ることではありません。
天秤座は芸術やデザインにかぎらず、あらゆる物事について正確かつ公平に評価を下すという才能を持っています。
客観的かつ冷静に判断を下すため、場合によっては辛口になることもあるかもしれませんが、その判断力にはだれもが納得させられることでしょう。
人間関係を大切にする
日本だけでなく世界中の企業でいま社員に求められる資質は「コミュニケーション力」だともいわれます。
コミュニケーションの定義はいくつかあるかもしれませんが、そのベースにあるのは「人とのつながりを大切にしたい」という気持ちかもしれません。
人と人が出会うことで生まれるエネルギーを信じつつ、物事を動かすための原動力にしていくのです。
天秤座は社交性が高いといわれますが、ただ会話を楽しむだけでなく出会いを大切なものとしてとらえています。
意識するしないにかかわらずそこには「愛」があるわけですから、その出会いは天秤座にさまざまな恩恵をもたらしてくれることでしょう。
自分の見せ方を知っている
特別なことはしていないにもかかわらず、人目を引くような魅力を放っている人が天秤座にはよく見られます。
服装が派手なわけでもないし、奇抜な格好をしているわけでもないのに、なんともいえないムードがあってつい惹きつけられてしまうのです。
しかし、もしかしたら、それはすべてが綿密な計算の上になりたっている「美」かもしれません。
天秤座は自分の長所や短所を客観的に知っているので、自分の見せ方をよく知っているのです。
短所を無理に良く見せようとはせず、絶妙なバランスで長所を引き出していくのです。
これは頭が良く美意識の高い天秤座だからできることかもしれません。
自分の魅力を知り引き出すことができるというのは社会で生きていくための強力な武器となるでしょう。
天秤座の最大の弱み
日和見的な考え
いつも楽しくいたいという気持ちがあるためか、天秤座は辛いことや嫌なものから目をそむけようとする傾向があるようです。
イソップ物語の「アリとキリギリス」でいうなら明らかにキリギリスタイプで、将来のことを思い悩むよりは今を楽しみたいと考えます。
そのため計画的に物事を進めようと思ってもそれを守ることが難しくなり「今さえ楽しければOK」という日和見的な考えになりやすいでしょう。
また「適当にごまかして乗り切ろう」なんてつい考えてしまうこともあるかもしれません。
言葉が巧みな天秤座はイヤなことをうやむやにしてしまうのが得意だったりしますが、それを繰り返していると、いつかネガティブな結果となって自分に戻ってきてしまうでしょう。
軽やかに生きるのが天秤座の美点ですが、計画性をもって確実に進むことも大切です。
見栄えを気にしすぎる
美しくありたいと考えることは美点ではあっても悪いものではないでしょう。
服装を整えたり美しくいることは、自分がハッピーになるだけでなく周囲の人も明るい気持ちにしてくれるものです。
しかし、もしその美意識が鋭くなりすぎて極端に見栄えを気にしすぎるようになると話は違ってきます。
見た目を気にしてファッションにお金をかけすぎたり、不自然なほど自分をよく見せようとしたり、内面的なものより表面だけを取り繕おうとしたなら心の審美眼はすでに濁ってしまっているということでしょう。
中味よりもパッケージに気を取られてばかりいると本当に大切なものを見逃してしまうかもしれません。
斜に構えがち
できるだけ格好悪いことはしたくないと考える天秤座はスマートに振舞うことを好みます。
熱くなりすぎている自分を見せることを嫌い、いつもさりげなくサラリとしていたいのです。
理性派の天秤座はもともとクールで冷静な部分がありますから感情をみせることには特に抵抗があるようです。
本人はクールに決めているつもりでも、周囲の人からはその斜に構えた態度が癇にさわり「格好ばっかりつけちゃって・・・」なんて思われているかもしれません。
一生懸命に取り組む熱すぎる態度も時として悪くないでしょう。
斜に構えなくてもすでにクールですから真摯な態度をみせたほうが好感がもたれやすいといえます。