牡羊座の最大の強み
情熱と熱心さ
なにかを始めるととにかく一生懸命に取り組もうとするのが牡羊座。
牡羊座はその情熱をクールなふりをしてごまかそうとはしませんから、それは周囲にもよく伝わるでしょう。
その一生懸命な態度はどんなに困難なことをも乗り越え、自分の望む未来を獲得するための大きな足がかりになっていくはずです。
その驚くようなパワーがどこから湧いてくるのか、じつは本人もよくわかっていなかったりするかもしれません。
牡羊座は、お金や地位名誉を得るためだけに情熱を傾けることはほとんどありません。
魂が揺さぶられ、心が湧き立つようなものを感じたいと心の奥で願っているのです。
情熱とは、いいかげんな気持ちでからは決して生まれずその人が本気である場合にのみ感じられるもの。
現実もその人の心のエネルギーによって創られていきますから、牡羊座は生まれながらにして自分の望む未来を創造するためのパワフルさを持っているといえます。
根っからポジティブ
どんな出来事も、それをどう捉えるかで全く違った意味になってくるものです。
つらい出来事があったときに不幸だと感じるか、成長のために乗り越えるハードルだと考えるかでその人の行動もその結果も大きく異なってくるでしょう。
牡羊座は生まれつき楽天的でものごとをポジティブに捉える傾向があるため、辛いことがあってもそれを自分の力で乗り越えていこうとします。
傍から見ると軽々とクリアしているようにみえたとしても、じつはそれは牡羊座の心の反映なのです。
これはネガティブに考えるタイプの人が無理してポジティブ思考にしているのとは違います。
落ち込むことはありますがすぐに立ち直ろうとするのが牡羊座の特徴。
存在そのものが明るくいつもハッピーでいられるように自分をもっていこうとする恵まれた資質だといえます。
ターゲットは逃さない
獲物を狙うときの野生動物は全ての神経をターゲットに集中させ、ピンと張りつめた空気の中で狙いを定めます。
そして周囲のことがまったく見えなくなってしまうほど獲物だけにピントを合わせ、そのまま一気に突き進んでいきます。
この野生動物のような驚くほどの集中力は牡羊座がもつ優れた才能のひとつといえます。
牡羊座はまた、あらゆる方法で望むものを獲得しようとする気概をもっており、いちど獲物(目標)をロックオンしたなら、それを手にするための行動にうつります。
持続力に欠けるところのある牡羊座なので途中であきらめてしまうこともありますが、いちど狙いを定めた物事のことはじつは忘れていません。
牡羊座は失敗するともう同じ方法はとろうとしませんが、別のアプローチでさまざまな角度からそれを達成しようとするでしょう。
牡羊座の最大の弱み
衝動的な言動
元気でアクティブな牡羊座とはいえ、毎日ずっと動き回ってばかりということはありません。
平凡に暮らしている牡羊座のほうが多いのはあたりまえ。
ところが、いたって穏やかに暮らしていたとしても、牡羊座はなぜか、ふと衝動的な行動をとってしまうことがあります。
これは怒りが原因であることもありますが、単に好奇心が抑えられなくなったときや、ストレス発散のためということもあります。
いずれにしても、本人にも説明できないような超過エネルギーが一杯になると爆発してしまうことがあるようです。
それが良いことであればまだよいのですが、ほとんどの場合は周囲の人や、自分自身を傷つける結果に溜まるとなるでしょう。
衝動的な行動は、心の鍛錬をしたり、意識することで少しずつ抑えられるようになるものです。
せっかく積み上げてきたものを一瞬で壊してしまわないように注意しましょう。
持続力が足りない
くり返すようですが、牡羊座のあきっぽさというのは致命的なマイナス要素になりえます。
すばらしいアイデアや信念をもって物事をスタートしても、持続力がないばかりに、そのアイデアや本人の資質を生かすことなく無駄に終わらせてしまうことになるからです。
アイデアも能力も無いのであればまだしも、それらを充分に備えているにもかかわらず、途中で投げ出してしまう牡羊座が多いのはとても残念なことです。
持続できない理由はいくつかありますが、情熱が冷めた後につづく長期にわたる「地味な努力」が好きではないということが考えられます。
続けたほうがいいのはわかっていても、どうしても魅力を感じられなくなってしまうのです。
これを克服するのは大変なことですが、逆に考えれば、ずっといつまでも続けられるようなものが見つかったなら、それこそがその人の生きる道になるでしょう。
攻撃性
戦いの星である「火星」を支配星にもつ牡羊座は、生まれながらにして攻撃性がある人が多いといわれます。
その攻撃性をあからさまに出す人は少ないとはいえ、どこかに秘めた闘志を感じさせるところはあるといえるでしょう。
自分からは相手を攻めることはないにしても、自分が攻撃されていると感じるとつい臨戦態勢をとってしまったりします。
ここで引き下がれば問題ないのですが、つい感情的になって激しい面をさらしてしまったなら、それはその時点で負けを意味します。
たとえ小さなことでも攻撃性を理性的に表現するように努めなければ、それが原因で行き詰ってしまう可能性もあります。