目次
- 1 Google Search Consoleの設定とサイトマップの作成・登録・送信確認方法
- 1.1 Search Consoleに登録
- 1.2 XMLサイトマップが必要な理由
- 1.3 ウェブを解析し、XMLサイトマップを自動作成するツール
- 1.4 Googleサイトマップの仕様をサポート
- 1.5 Search Consoleでクローラーを呼び込み確認
- 1.6 サイトマップの「インデックスに登録済み」を確認
- 1.7 サイトマップにエラー・警告が表示されている
- 1.7.1 サイトマップエラーの種類と解決方法
- 1.7.1.1 URL にアクセスできません
- 1.7.1.2 クロールが完了できなかった URL
- 1.7.1.3 許可されていない URL
- 1.7.1.4 圧縮エラー
- 1.7.1.5 空のサイトマップ
- 1.7.1.6 サイトマップのファイルサイズ エラー: サイトマップのサイズが上限を超えています
- 1.7.1.7 属性値が無効です
- 1.7.1.8 無効な日付
- 1.7.1.9 タグの値が無効です
- 1.7.1.10 URL が無効です
- 1.7.1.11 サイトマップ インデックス ファイル内の URL が無効: 不完全な URL
- 1.7.1.12 無効な XML: タグが多すぎます
- 1.7.1.13 XML 属性が指定されていません
- 1.7.1.14 XML タグが指定されていません
- 1.7.1.15 サムネイル URL がありません
- 1.7.1.16 動画のタイトルがありません
- 1.7.1.17 サイトマップ インデックスの形式に誤りがある: ネストされたサイトマップ インデックス
- 1.7.1.18 解析エラー
- 1.7.1.19 一時的なエラー
- 1.7.1.20 サイトマップの制限数超過(サイトマップ インデックス ファイル内)
- 1.7.1.21 URL の制限数超過(サイトマップ内)
- 1.7.1.22 サポートされていない形式
- 1.7.1.23 パスの不一致: www がない
- 1.7.1.24 パスの不一致: www がある
- 1.7.1.25 誤ったネームスペース
- 1.7.1 サイトマップエラーの種類と解決方法
- 1.8 サイトマップの削除方法
Google Search Consoleの設定とサイトマップの作成・登録・送信確認方法
無料のSearch Consoleにウェブサイトを登録するとお持ちのウェブサイトがGoogleにどのように認識されているかをチェックする機能や、ウェブサイトの健康状態を常にチェックするような機能を利用する事ができます。
ガイドラインに違反するようなSEO施策を行い、ペナルティを受けてしまった際もSearch Console上でGoogleから通知が来ます。
ここではお持ちのホームページ(ウェブサイト)をGoogleに登録する方法を解説します。
この記事のトピック目次
※ページ内の該当箇所にジャンプします。
Search Consoleに登録
Search Consoleについては、以下のように記述があります。
Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視、管理できる Google の無料サービスです。自分のサイトが Google 検索結果に表示されるようにするために Search Console に登録する必要はありませんが、登録していただくとサイトが Google にどのように認識されるかを確認し、検索結果でのサイトのパフォーマンスを最適化できるようになります。
Google AanalyticsなどGoogleが提供する無料ツールはたくさんあるので混乱してしまう方もいるでしょう。
Google Analyticsはウェブサイトのアクセスや訪問者の動向を計測するツールでアクセス解析ツールとも呼ばれます。
Search ConsoleはあなたのウェブサイトがGoogleにどのように認識されているかを確認するツールで、サイトの健康診断的なチェックを行う事ができます。
どちらのツールもウェブマーケティングを行う上では使用頻度の高いツールとなるでしょう。
Search Consoleへの登録は以下のページからできます。
「Search Console」
Search Consoleの所有権
Search Consoleの設定時、サイトの所有権の確認を行う場合には現時点で以下の5つの方法があります。
- Search Consoleで生成されるHTMLファイルをアップロードする。
- HTMLメタタグをサイトのトップページに追加する。
- アナリティクスアカウントを使用する。
- Google タグマネージャ アカウントを使用します。
- ドメイン名プロバイダにログインします。
5と1の方法が推奨されていますが、2のHTMLメタタグを選択する事もできます。
ただこの場合、心配な点が一つあります。
例えばブログ等のBody内にこのメタタグを第三者が追加した場合、第三者にSearch Consoleでサイトの情報を見られたり、設定されてしまうなどの問題はあるのでしょうか?Matt Cutts氏が回答しています。
Googleはヘッドセクション内のメタタグを見る
ウィキペディアなど、ページの一部を編集する事ができるサービスでは、このようにBody内にメタタグを追加する事はできるかもしれません。
ただ、Googleは確認用のHTMLメタタグは、ヘッドセクション内しか見ません。
当然Body内にメタタグがあったとしてもGoogleは見ません。
第三者によるヘッドセクションの編集を許可する権限を与える事自体一般的ではありませんので、基本的には許可するべきではないようです。
一般的なサイトでは、ほとんど問題ないと思います。何かをアップロードする事ができるサービス、ページのヘッドセクションまで編集ができるサービスを提供している場合は、確認しておいた方が良いかもしれません。
XMLサイトマップが必要な理由
初めてサイトを制作した際にGoogleの検索エンジンにインデックスされる為に、Search Consoleを使ってXMLサイトマップの送信を行う事をおすすめします。サイトを制作してからしばらく放置していた後に新規にページを作成してもなかなかクローラーが来ない場合がありますが、そのような時にもサイトマップの送信で解決する可能性があります。
ここではサイトマップXMLの設定とSearch Consoleの設定について説明します。
XMLサイトマップは、クローラーの道筋を記述したファイルで、検索ロボットがページを巡回する際の参考にし、インデックスを促進します。 Googleの場合はページ情報の他に、画像、動画情報も含められます。
詳しくは、「XMLサイトマップとは?検索エンジンロボットに効率よくページを巡回してもらう」で解説しています。
ウェブを解析し、XMLサイトマップを自動作成するツール
サイトを制作しても、Search Consoleでサイトマップを作成して送信しなければ、なかなかクローラーには来てもらえません。
まず下準備として、XMLサイトマップの作り方をご紹介します。
XMLサイトマップを作成する方法は、プラグインや、外部サービス、デスクトップアプリなどいくつか選択肢があります。
自力で行うと手間もかかりますので、これらのツールを活用する事をおすすめします。
プラグインや外部サービスは無料ですが、デメリットもあります。
WordPressプラグインのデメリット
無料の為、サポートがなく、WordPressやプラグインのバージョンによる相性もあります。
プラグインは多くインストールすると、ページ表示スピードにも影響があります。
無料のウェブサービスのデメリット
無料のウェブサービスもサポートはなく、ページ数や記述に制限があります。また、XMLサイトマップの更新はコンテンツが増えていくウェブサイトの場合は定期的に行う必要があります。都度ウェブサービスを利用してXMLサイトマップを生成するというのは、効率的ではありません。
デスクトップアプリのデメリット
ウェブを解析してXMLサイトマップを作る「Sitemap Creator」のようなデスクトップアプリは有料です。
そのかわりにページ数無制限で、自動でXMLサイトマップの更新を定期的に行う事ができ、クロールしている最中でない限りプラグインのようにページ表示スピードへの影響はありません。
ページを頻繁に追加したり、ページ数が膨大な場合は、スケジュールに基づいて週に1回XMLサイトマップを更新し、アップロード、Googleへの通知まで自動化できます。
Googleサイトマップの仕様をサポート

Sitemap Creatorならsitemap.org準拠のXMLサイトマップを作成します。
有償版では、一度スケジューラ設定を行う事で定期的にウェブサイトを巡回してXMLサイトマップを更新し、検索エンジンへの通知も自動化します。
XMLサイトマップを作成し、FTPでトップページと同じ階層にアップロードしましょう。その後にSearch ConsoleでXMLサイトマップの登録を行います。
Search Consoleでクローラーを呼び込み確認
作成したXMLサイトマップをSearch Consoleに登録する方法を解説します。
Search Consoleでは様々な種類のサイトマップが登録できます。
ここでは、検索エンジン向けのXMLサイトマップ、rss/atomフィードを登録します。
※HTMLのサイトマップではありません。
WordPressでウェブサイトを管理されているのであればこのXMLサイトマップの他にRSSフィードも登録しておきましょう。
XMLサイトマップとRSSフィードの両方をSearch Consoleに登録する事はGoogleも推奨している方法です。
詳しくは、「XMLサイトマップとRSS/Atomフィードの組み合わせ」をご参照ください。
Googleアカウントを取得した後に、Search Consoleにアクセスします。
- 1.サイトの右上部にある、「プロパティを追加」をクリックします。
- 2.お持ちのサイトのドメインを入力し、「続行」をクリックします。
- 3.以降はSearch Consoleの手順に従います。
Search Consoleの画面からサイトマップの送信を行うには、以下の手順になります。
- 1.左のメニューに、「クロール」の文字があります。まずそちらをクリック。
- 2.メニューが展開されます。その中の「サイトマップ」の文字をクリック。
- 3.画面右上の赤いボタン「サイトマップの追加/テスト」をクリック。
- 4.先ほどアップロードしたサイトマップのファイル名(通常はsitemap.xml)を入力し、「サイトマップを送信」ボタンをクリックします。

はじめて登録した場合には、サイトマップの「送信」と「インデックスに登録済み」が保留になる事もあるようですので、しばらく様子を見ましょう。
「インデックスに登録済み」とページ数が近い数字であればXMLサイトマップの登録は有効です。
Search ConsoleでサイトマップXML送信が正常に終了する事を確認するまで、何回かサイトマップの再送信を行なったりする場合もありますが、以上で終了です。
サイトマップの「インデックスに登録済み」を確認

サイトマップの画面を確認すると、「送信」の数と「インデックスに登録済み」の数に差がある事もあります。
完全に一致する必要はありませんが、以下のような原因が考えられます。
- 送信したXMLサイトマップのURLリストの一部が「robots.txt」によってブロックされている
robots.txtの内容を確認して、XMLサイトマップとrobots.txtの内容が矛盾しないように記述します。 - 重複するコンテンツがある
コンテンツが重複している場合は、どちらかがインデックスされます。
詳しくは、「重複コンテンツとは」で解説しています。 - サイトマップのURLをGoogleが辿れない
送信したサイトマップのURLの中に404(not found)や301リダイレクトとなるURLがある。
ウェブサイトの規模が大きくなると「インデックスに登録済み」の数に差が出てくるものですので、それ程気にする必要は無いかもしれません。
ただし、robots.txtにより重要なページをブロックしてしまっている場合は、検索エンジンからの集客を失う事にも繋がりますので注意しましょう。
サイトマップにエラー・警告が表示されている
Search Consoleに登録しているサイトマップの詳細を見ると、エラーや警告が表示されている場合があります。

放置しておくとエラーや警告の種類によってはGoogleに正しくウェブサイトの状態を伝えられない場合もありますので、以下のGoogleのアドバイスに従って修正しましょう。
「サイトマップ エラー」
サイトマップエラーの種類と解決方法
様々なパターンのエラーがあります。
URL にアクセスできません
サイトマップに記述したURLが実際に存在していないか、robots.txtなどでクローラーの巡回をブロックしていないか確認してください。
クロールが完了できなかった URL
あるURLで開始するリダイレクトの数が多く、クローラーが処理できなかった場合に表示されます。リダイレクトの設定を見直す必要があります。
許可されていない URL
サイトマップの一部のURLがサイトマップファイルよりも上位の階層か、別のドメインを指定してしまっている場合に表示されます。
サイトマップのURLの記述を確認して修正しましょう。
圧縮エラー
サイトマップの圧縮に問題があります。再度gzipでサイトマップを圧縮してアップロードします。
空のサイトマップ
サイトマップにURLが含まれていない場合に表示されます。
サイトマップのファイルサイズ エラー: サイトマップのサイズが上限を超えています
サイトマップファイルが圧縮されていない状態で10MBのサイズ上限値を超えてしまった場合に表示されます。
サイトマップを分割し、サイトマップインデックスファイルを作成する必要があります。
属性値が無効です
サイトマップの仕様以外の属性や設定値が無いか確認しましょう。
無効な日付
日付けの書式や、指定した日付けが間違っていないか確認しましょう。
タグの値が無効です
サイトマップに無効な値を持つタグがないか確認しましょう。
URL が無効です
URLにサポートされていない文字や記号を使用していないか確認しましょう。
サイトマップ インデックス ファイル内の URL が無効: 不完全な URL
サイトマップインデックスファイル内で指定するサイトマップへのURLに誤りがないか確認しましょう。
無効な XML: タグが多すぎます
サイトマップに重複するタグが無いか確認しましょう。
XML 属性が指定されていません
タグの必須属性が指定されていない場合に表示されます。
XML タグが指定されていません
必須タグが指定されていない場合に表示されます。
サムネイル URL がありません
動画エントリでサムネイル画像へのURLを指定していない場合に表示されます。
動画のタイトルがありません
動画エントリでタイトルを指定していない場合に表示されます。
サイトマップ インデックスの形式に誤りがある: ネストされたサイトマップ インデックス
サイトマップインデックスファイルの中に、サイトマップインデックスファイルを指定すると表示されます。
サイトマップインデックスファイルの中では、サイトマップファイルを指定します。
解析エラー
URLにエスケープされていない文字が含まれているなどが原因で表示されるエラーのようです。
一時的なエラー
Google側の一時的なエラーのようです。しばらく立ってから再送信してみましょう。
サイトマップの制限数超過(サイトマップ インデックス ファイル内)
サイトマップインデックスファイル内で指定するサイトマップのうち、50,000 件を超えるサイトマップを指定してしまっている場合に表示されます。
分割を行い、各ファイルの指定するURLを50,000件以下にします。
URL の制限数超過(サイトマップ内)
サイトマップに50,000件を超えるURLを含めている場合に表示されます。サイトマップを分割し、指定するURLを50,000件以下にします。
サポートされていない形式
サイトマップはXML形式です。サポートされていない形式の場合に表示されます。
パスの不一致: www がない
Search Consoleで登録しているドメインがwww有りの場合に、wwwなしのパスでサイトマップを作成すると表示されるようです。
wwwあり、なしのバージョンは統一しましょう。
パスの不一致: www がある
Search Consoleで登録しているドメインがwwwなしの場合に、www有りのパスでサイトマップを作成すると表示されるようです。
wwwあり、なしのバージョンは統一しましょう。
誤ったネームスペース
ネームスペース宣言や、そのURLに誤りがあるかもしれません。正しいネームスペースを使用しましょう。
サイトマップの削除方法
ウェブサイトの規模が大きくなり、フリーのサイトマップ生成サービスや、サイトマッププラグインでは対応が難しくなってきた場合などには、
独自でXMLサイトマップを生成するシステムを構築したり、有料のツールを利用してXMLサイトマップの生成方法を切り替える場合も想定されます。
このような場合には、Search Consoleに登録しているXMLサイトマップを削除して、新たなXMLサイトマップで再登録しましょう。
サイトマップの削除
削除したいサイトマップにチェックを付けると表示される「削除」ボタンをクリックすれば、既存のサイトマップは削除されます。

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