蠍座の感覚
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蠍座の感覚
見えない世界を感じる
冥王星を支配星にもつ蠍座はある意味、生きながらにして身近に「死」を感じやすいといえます。
もちろんそれが意識にのぼることはありませんし、そういったことを感知する特殊能力があるという意味でもありません。
ただ、考え方や行動に独特の深みがあって無意識のうちにキャッチしているものがあったりします。
生と死は表裏一体。決して分けることはできないものです。
限りある命だからこそ精一杯生きたい、生きていることを実感したいと、蠍座は心のどこかでいつも感じています。
蠍座はときとして極端な考えをもったり、エクストリームな行動をとったりすることがありますが、それは「生」をリアルに感じるため。
死に近いことを行うことで生きている実感を得るのです。
繰り返しますが、ここでいう「死」は肉体のことではありません。
それは、精神的に終結させて無になるということなのです。
一体化
蠍座の個性は周囲から独立することではなく、なにかと一体化することで作られます。
ですから、自分だけが抜きん出ようとはあまりしません。
なにかにくっつき、それを自分の中に取り入れるというパラサイト的な感覚をもっているといえます。
ですから、なにかを評価しようとする場合には、かならず自分に引き寄せてじっくり吟味しようとします。
これは物理的に手元にもってくるということより、精神的に自分の中に取り込むということを意味しています。
好き嫌いが激しいとはいえ、全くの食わず嫌いということではありません。
見えないものまで
多くの場合、蠍座の判断はじっくり考える前に行われます。
直観だけでなく第六感まで使っているかのようです。
肌感覚以上に鋭い洞察力も自動的に働いており、見えないものまで感じ取る力が優れているといえます。
蠍座の思考
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蠍座の思考
考えるより感じたい
蠍座は、客観的な理論を組み立てていくタイプではなく、あくまでも主観にもとづいて独自のルールをきめていきます。
その回路はあまりにも複雑すぎて、説明することはなかなか他者にはできません。
自分ルールで世界を作り上げて生きているようなものなので、一般常識などは飛び越えてしまうこともあります。
しかしそれは社会への反抗からくるものではなく、あくまでも自分の主観的価値に忠実なだけだといえます。
蠍座の原動力となるのは、知的好奇心などではなく、どれだけ心を揺り動かされるかということにあります。
それも深い部分で心の琴線にふれるかどうかがポイントになります。
理論などは上っ面のものだと考える傾向にあり、理性も本能には決してかなわないと知っています。
ですから、精神のより深い境地に至るためにも、思考よりも本能を重視して生きていこうとするのです。
蠍座が思考を重視するのは、仕事や社会的活動をするときだけと言っても過言ではないかもしれません。
ですから、職場ではとてもクールに振舞っていたとしても、プライベートではとても情熱的な人だったりすることがあります。
蠍座の思考回路は複雑できまった法則がありませんから、好ましいと思う対象と一体化したいという願望に従い、考え方すら相手と同化させてしまうことがあります。
自分を「無」にすることを実は心のどこかで望んでいるため、独自の思考や理論までも手放してしまうことに抵抗がないのです。
むしろ、愛する人とひとつになるには思考など必要ないと感じているかもしれません。