水瓶座の心の強さ
水瓶座は神経質でストレスに弱いと前述しましたが、これだけ聞くと、まるで水瓶座は心が脆いようにも聞こえます。
ですが、じつは水瓶座の心の強さは別のところにあるのです。
希望を忘れない
水瓶座を表す単語をひとつ挙げるならば「希望」を選びます。
たとえ完全な暗闇にとりのこされたような状況になっても、水瓶座はそこに希望の光をみいだすことができるのです。
もし見つけられなかったなら、自ら輝く光を生み出すことでしょう。
どんなに辛いことが起こっても、別の側面から眺めたら、かならず希望がそこに見出せることを知っているのです。
水瓶座は逆境に強く、通常時はストレスでウツ状態になっていたとしても、いざとなると思考をフル回転させて強さを発揮します。
ひとことでいうなら、あまのじゃく。だけどそれが水瓶座の魅力でもあるのです。
どこか楽観的
とくになにを努力するでもなく生まれ持った性質というのがありますが、水瓶座の場合は、それは楽観的だということかもしれません。
あれこれ悩んでも、どこかで「ま、いっか」とか「しょうがない・・・」という冷めた感覚がどこかにあって、それ以上に進まないようにするのです。
考えることは得意で大好きなのですが行動に移すのが苦手、と先に述べましたが、別の言い方をするなら、少し面倒くさがりや、かもしれません。
考えて考えて考えて・・・どっぷり暗くウツ状態になったとしても、それ以上になにかの行動を起こさなければならなくなると急にめんどくさくなるわけです。
行動力のなさが、意外なところで役立って(?)いたりします。
感情にのみこまれない
ここでいう感情とは、他人と自分の両方の可能性がありますが、いずれにしても水瓶座はそこから一線をおいて客観的にながめることができる人達です。
周囲の人の感情の乱れがわかったとしても、意識的にそれに巻き込まれないように理性で対応できたり、感情をコントロールできたりします。
この情報過多の世の中、人間関係は複雑になるばかり。
そのような中で、できるかぎり他者の影響をうけないように自分をもっていけるというのは貴重な能力だといえるでしょう。
自分の理論を守り通す
水瓶座は、人間関係や感情論になると弱いのですが、それが一転して、論理に関することになるとがぜん強気になります。
どんなに迫害されても、否定されても、自分で納得できるところまで落とし込んだ持論はぜったいに譲りません。
もしそこで人間関係が壊れそうになったとしても、多くの場合は、自分の考えを守り抜くことでしょう。
なぜなら、議論を交わして壊れるような表面的な関係ならいらないと思っているふしがあるからです。
歴史上では「地球は丸い」といって投獄されたガリレオ・ガリレイがいます。
「なんといわれても地球は丸いのだからしょうがなかろう」と孤独につぶやくガリレイ先生は典型的な水瓶座といえるでしょう。
水瓶座の心の弱さ
どんな人でも心の弱さを抱えています。水瓶座の心の弱さは他の星座と比べても特別なものではありません。
あえていうならその悲しみの度合いがとても深いということでしょう。
多くの水瓶座は、軽やかな印象のウラ側で独特のさみしさを味わっているのかもしれません。
悲しい寂しがり屋
独立心が旺盛で、一匹狼で、人間関係にドライな水瓶座には寂しがりやという言葉はまったく似つかわしくないように思えます。
ですが、ここでは水瓶座の心のさらにもっと深い部分を見てみたいと思うのです。
なぜなら水瓶座は悲しい寂しがり屋だからです。
水瓶座は、どんなときも自分がさみしいとはあまり強く感じません。
自分がさみしいと感じていることすら理論で解決しようとして、
「私は寂しいのではなく、自ら孤独を求めているのだ。だからこの状況は自分が望んでいるにすぎない」
・・・なんて理由をつけたりします。
自分が孤独で寂しく、友達に本音をきいて欲しいとか、グチをひたすら聞いてほしいなんて思いません。
もし瞬間的に思ったとしても認めることはあまりなく、自分から「すごくさみしいから会いにきてほしい!」なんて感情をさらけ出すこともできません。
なんだか悲しいですが、それこそが水瓶座。
すこし独特な思考回路を持っているのです。
理解されない・・
前項でものべたように、水瓶座はじつはかなりの寂しがり屋です。
ですが少し普通と違うのは、水瓶座は友達の数をそれほど必要としていないということです。
さみしい気持ちを数で埋めるのではなく、たとえ一人でもよいから、本当に自分を理解してくれる人と誠実につき合いたいと願っています。
一見、友達が多いとお思われがちな水瓶座ですが、ウソをつくのが下手ですし、表面的な関係は望んでいないのです。
あえていうなら「仲間は多く、友は少なく」というかんじでしょう。
自分が理解されていないとか信用してもらえていないと感じると、水瓶座は深く傷ついて立ち直れないほど打ちのめされてしまうのです。