双子座の心の強さ
後ろは振り向かない
つらい出からできるだけ早く脱出する一番の方法は、その過去を振り返らないことです。
放っておくといつまでも過去に引っ張られやすくなるので、多くの人はその思いを断ち切れないまま時間が癒してくれるのをただ待つばかりです。
待っている間には、思い出しては嘆いたり、愚痴を言ったりもするでしょう。
ですが、双子座はそんなことはあまりしません。
最初は嘆いたり愚痴をいったりはするものの、ある時点で、それを振りきる聡明さをもっています。
つらい出来事があったとしたら、そこから早く脱出するためにひたすら前を向こうと努力するでしょう。
いつまでもそこに留まっていても何も良いことはないと「判断」しているからです。
悲しみたいし嘆きたいけれど、そんなことしていてもどうしようもないと知っているのかもしれません。
ただし、双子座は後ろは振り向きませんが、横方向はじっくり眺めまわします(!?)。
過去を嘆くのではなく、その逆境を切り抜けた体験などをリサーチして参考にしたりするのです。
心の広さとやわらかさ
どうにも理解不能な人や考え方などに出会ったとき、それが嫌だからと離れていく人と、興味をもって留まる人がいるものです。
双子座の場合はもちろん後者。
いつまでもそこに留まるわけではありませんが、好奇心をもって近づいていくでしょう。
それまでの価値観に合わないことや、まったく異質なものに出会うと、それに合わせて自分の考え方を広げてみようと試みるためです。
包容力とは少し意味が違いますが、双子座ほど心が広い人はいないといえるでしょう。
双子座の心はゴムのように伸び縮みするための「柔軟さと強度」を持っているといえます。
その心の柔らかさに心地よさを感じる人は多いですが、価値観は固定されたものだと考える人からすると理解不能かもしれません。
先入観を捨てられる
もし長い間信じ続けていたことをある日、突然手放さなければならなくなったなら人は戸惑いを見せるでしょう。
ほとんどの人は新しい信念を受け入れることはせず、激しく抵抗するはずです。
先入観や信念を変えるというのは心の崩壊にもつながりかねないので、多くの人にとっては恐怖を感じることなのです。
そんな状況にあっても、双子座は「そういう考え方もあるのだな」と理性的に受け止めることができるでしょう。
もしかしたら、変化を恐れるどころか好奇心でいっぱいになるかもしれません。
いままで保持していた考え方を捨てるかどうかは、年月の長さや思い入れではなく、具体的な内容を分析した結果にすぎないからです。
古い考えをパっと手放せるかどうかは、年を重ねてからその価値が表れてくるものです。
双子座の心の弱さ
継続できない
興味をもって始めたのになかなか続けることができないというのは双子座にはありがちなことです。
「最初から長く続ける気はなかった」
「興味があったから少しやってみただけ」
ということも多いのですが、
そのウラには「モチベーションを保てなかった」「面倒臭くなってしまった」などの気持ちが隠れていることもあります。
本当に継続する気がないのであればよいのですが、中には「本当にやりたかったことなのに、気持ちが揺れ動いてなんとなく止めてしまったことを年を重ねてから後悔してしまうかもしれません。
1つのことだけでは飽きてしまうので、2つのことを平行して行うことによってより継続しやすくなるかもしれません。
自分の器用さを責める
やる前は無理だと思っていてもやってみると結構できてしまうのが双子座の底ヂカラ。
頭の回転が早いうえに運動神経もなかなかのもの、人付き合いから手仕事までできるので、なにを任せてもそつなくこなしてしまいます。
不器用な人からすると双子座の頭の良さにあこがれてしまうことでしょう。
双子座本人も「自分は何をやってもできるほうかも・・・」なんて自覚があったりしますが、一方で、そんな自分に言われようのない不満を感じていることもあるようです。
「何をやってもできるけど何も成し遂げられない器用貧乏な自分っていったい・・・」これが双子座の心の奥に渦巻くコンプレックスでもあるのです。
確かに1つ事に一生をささげて成し遂げるという生き方もありますが、双子座の良さというのはいくつもの選択肢の中から自分らしさを捜し求めていくことです。
何も成し遂げない自分を責める必要はありません。
双子座の成功法はひとつだけではないのです。
一人ではいられない
一人でいるのが嫌いではないのに、なぜか一人ではいられない。
そんな矛盾するような感覚がある双子座は、家族、パートナー、恋人、友達、仲間たちとの触れ合いがない生活なんて考えられないでしょう。
他者とのコミュニケーションを大切にするというのは素晴らしいことですし、じっさい生活そのものが豊かで楽しいものになるでしょう。
ただ問題なのは、一緒にいるべきではない相手であっても離れられなかったり、別れの寂しさのために適当に相手を見つけようとすることがあることです。
特定の人に対して強い執着はあまり持たないものの、一人ぼっちでは不安になってしまうため、よくない相手だとわかっていても関係を続けてしまったりするするかもしれません。
そういう人間関係をつづけていると最終的には自分を傷つけることになりやすいので心を強く持つことも必要になるでしょう。