乙女座の心の強さ
ほどほどを知っている
現代の競争社会でだれもが上を目指そうとしている中にあっても、乙女座はマイペースを守ろうとするほうです。
乙女座は決して愚鈍ではなく、キビキビと働き努力も人一倍をするほうですが、それでも実力以上に無理をしようとはしないでしょう。
「勢いで突進することはできるけど本当に大切なのは継続すること」と肌感覚で理解しているようです。
他の人に追い越されたときに焦ることはあるものの、れでも気持ちを落ち着けて結局はマイペースで進んでいきます。
最小の努力で最大の成果を得ながら確実に進むことを好むので、自分で自分を追い込んでいくことがあまりありません。
成功を望む時でも身の丈に合わせて少しずつ進んで行こうとするでしょう。
虚栄心が少ない乙女座は「今の自分」に合わせて着実に物事を選択していくことができるのです。
褒められなくても努力
勉強も仕事も熱心にこなす乙女座は優等生タイプに見られやすく、真面目なカタブツと思われてしまうことがあるかもしれません。
しかし乙女座が頑張るのは人に褒められたいからではなく「やらなければならないような気がするから・・・」という自己確信のほうが近いでしょう。
乙女座は自分の中に独自の基準をもっていて、それに合わせようにして自発的に行動を起こしていきます。
もちろん自分の能力を褒められるのは何よりもうれしいことなのですが、乙女座の場合はそれが最終目的ではありません。
もし誰にも褒められないとしても、本当の意味で人の役に立つことができたなら乙女座は心から嬉しく感じることでしょう。
人にどう見られるかは乙女座のモチベーションにあまり影響しないため、いつでも心を強く持ち続けることができるのです。
乙女座の心の弱さ
神経質・心配性
マイペースかつマイルドな乙女座ですが、心配性な面がところどころ垣間見られることがあります。
とくに神経質に見えない人も、それはいつもと同じようなお馴染みの生活をしているからかもしれません。
急な変化や過度の刺激を嫌う傾向があるため、そのような気配を感じるといっきに警戒態勢に入ります。
乙女座は、脅威に対して戦うのではなく、知性を使って切り抜けるか、身をひそめることを選ぶほうです。
そのため神経過敏になっているところに圧力が加わると、いつものペースが崩れて強いストレスを感じてしまうでしょう。
神経質になればなるほど人を信頼できなくなったり、批判精神が強まったり、自分のカラに閉じこもってしまうかもしれません。
繊細さは乙女座の美点のひとつですが、同時に欠点になるかもしれない危ういものでもあるのです。
無意識の批判
多くの乙女座は親切で、純粋な心を持っている人達です。
しかし頭の回転が速いことに加えて評価能力も高いため、無意識のうちに批判口調になりやすいところが玉にキズ。
本人はほとんど悪気がなく正しいと思ったことを口にしているだけなのですが、周りの人からするとただのシニカルな意見に聞こえるかもしれません。
「もしかしたら自分にも批判クセがあるのかも・・・」と気づくことができたなら多くの事態が好転していきやすいのですが、自分の能力を確信している乙女座は、人からの指摘を受け付けないこともありえます。
他者への批判を繰り返すばかりで自分を客観的に見れなくなってしまったなら、せっかくの乙女座の良さが全て消えてしまうことでしょう。
なにかを批判したくなったなら、まずは自分を省みることから始めるのが良いかもしれません。
枠を超えられない
誰から見ても頭が良く能力が高いとしても、なぜか自己評価が低いのが乙女座の特徴のひとつかもしれません。
かなり優秀にもかかわらず、心の底から湧き上がるような自信が持てなかったり、自分を低く見積もりすぎていることがあるようです。
実際は能力が低いのではなく、自分で設定した評価基準が厳しすぎるためギャップに苦しんでいるだけなのですが、本人はいたって本気です。
そのため、古い自分を打ち破って次のステップに進まなくてはならないようなときでも、自信が持てずに躊躇してしまうことがありえます。
頭が良く仕事もできる乙女座のことをうらやましく思っている人も多いと思いますが、同時に「優秀なのに、なぜもっと前へ出ていかないのか?」と不思議に思われているかもしれません。
乙女座は古い枠組みを破壊してまで成長したいと考えるほうではないので、とりたてて気にしないかもしれませんが、ほんの1ステップ先に踏み出すだけで、大きな可能性が広がるかもしれません。