シャーロック・ホームズ生みの親! サー・アーサー・コナン・ドイルと交霊術 前編 | 占いブッフェ

今回は、シャーロック・ホームズ生みの親である小説家「サー・アーサー・コナン・ドイル」と彼が盲信した交霊術をはじめとした心霊主義との関わりについて紹介します。




サー・アーサー・コナン・ドイル経歴と人生 生き方

アーサー・コナン・ドイルは、医者であり小説家であると言う、多才な人物です。

彼がどのような経緯で二足の草鞋を履くことになったのでしょうか?何があって心霊主義に傾倒することになったのでしょうか?

ドイルは、1859年5月22日にスコットランドで生を受けました。ドイルの父はアルコール依存症で精神病院に送られたため、苦しい幼少期~青年期を過ごしました。そんな中、大学は医学部を卒業し、医師として診察所を開業します。

しかし、医師として揮わなかったドイルは、副業として小説を書き始めました。最初は短編小説で小銭稼ぎをしていたドイルですが、結婚してからは長編小説を書くようになります。そして、その際に書いた『緋色の研究』こそが、シャーロック・ホームズ作品の1作目でした。

執筆業が軌道に乗ってきたドイルは、ある日突然眼科医を目指すも失敗、いよいよ執筆業一本に絞って生活していきます。ドイルはホームズ作品を短編で連発し、瞬く間に大ヒットを記録しました。

その後、ドイルは戦争に様々な形で関与しました。戦争に医師団として参加したり、選挙に出馬したり、イギリス軍の汚名を拭って功績を讃えられたり…そして、戦争の経験を経て前々から興味があった心霊主義に傾倒していきます。

そして、心臓発作に悩まされたドイルは、1930年7月7日に息を引き取りました。




なぜシャーロック・ホームズは愛され続けるのか?

アーサー・コナン・ドイルと言えば、何と言っても推理小説『シャーロック・ホームズ』シリーズの作品でしょう。ホームズ作品は世界中で愛されており、熱狂的なホームズ作品のファンは「シャーロキアン」と呼ばれています。

没後100年近く経った今でも多くの人に知られているホームズ作品は、なぜ長い間にわたって広く愛され続けているのでしょうか?

最も大きな要因は、主人公シャーロック・ホームズのキャラクター性です。ホームズの性格を一言で表すと、「極めて探偵」といった具合でしょうか。変人、怖い人、クズなどと評されるホームズは、推理することに快感を覚えるほどに頭を使うことが好きな変態です。

ホームズの持つ知識は、狭く深く偏ったものです。例えば、タバコの灰から銘柄を見極めるなど、探偵業に必要な知識は豊富な一方で、天文学に関しては地動説すら知らないほどです。

また、もう一人の有名キャラクター、友人の「ワトソン」も作品において大事な役割をになっています。それは、ホームズの引き立て役です。ワトソンは言わば「常識人」で、変人のホームズとは対をなす存在です。ワトソンが居るからこそ、ホームズの変態具合がより顕著なものになります。

他にも、リアリティを追及した本格的な科学捜査、巧みなトリック、人間味のある動機を持つ犯人たち、それに対抗するホームズの並外れた推理力など、様々な魅力があります。しかしこれらは、ミステリーや推理小説にはあって当たり前の要素だと思う方も多いのではないでしょうか?

それこそが、ホームズ作品の魅力なのです。ホームズ作品は、現代のあらゆる有名なミステリー作品の基礎になっています。ミステリー作品の面白い要素を分析すれば、多くの要素はホームズ作品から派生したものになるでしょう。まさに、ホームズ作品は、ミステリーの原点にして頂点なのです。




映像化され続けるシャーロック・ホームズ作品

今もなお愛され続けるホームズ作品は、様々な形で映像化されています。原作に忠実なものから、もしもこうだったら…という派生作品まで、その形態は多岐にわたります。

特に日本で放送・公開された作品を中心に、その作品の概要と魅力を簡単に紹介していきます。




『シャーロック・ホームズの冒険』

英国グラナダTVが製作している、原作に忠実なテレビドラマ作品です。日本でも吹き替え版が製作されており、何度も再放送がされています。

この作品の最大の特徴は、ワトソンのキャラクター性です。他の映像作品では、ホームズの引き立て役とするため、ワトソンは騒がしい人物として描かれていることが多いです。一方で原作に忠実なこの作品は、英国紳士として描かれています。

『シャーロック アントールドストーリーズ』

2019年に月9ドラマとして放送された、日本製のドラマです。2022年には、『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』というタイトルにて映画版も公開されました。主演としてホームズ役を演じるのは、俳優のディーン・フジオカさんです。

ホームズ作品を元ネタとして、舞台を令和の東京に置き換えたもしも形式の作品です。原作の良さを残しつつも、この作品ならではの部分である現代感や東京感が、作品をより身近なものに、よりリアルにしてくれる作品です。

『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』

Huluにて2018年に放送された、日本製のドラマです。この作品では、驚くべきことにホームズとワトソンが現代日本に生きる女性だったら…というもしも形式で描かれています。大胆な新解釈で描かれたこの作品は、日本のみならず世界19か国で放送されました。

本来のホームズ作品の魅力であるミステリーや謎解きなど、基本的な魅力はそのまま備えています。それに対して女性にしか出せない雰囲気がのっかっており、「史上最も美しいシャーロック・ホームズ」と銘打たれた作品です。




交霊術にハマったコナン・ドイル

ここまでに紹介した通り、アーサー・コナン・ドイルは、元々は医者であり、科学捜査を作品で取り扱うような人物です。

一見オカルトチックな事象とは縁がなさそうな経歴を持つドイルは、いかにして心霊主義に傾倒したのでしょうか?

ドイルが心霊主義に初めて触れたのは、20歳の頃です。心霊講演を聞いたドイルは、不信感を覚えますが、心霊術を信じている科学者もいたため、やがてドイルも交霊会に参加するようになりました。そして、交霊を体験した際に、霊媒師にプライベートな情報を見抜かれたドイルは、本格的に心霊主義を認めました。

まだ小説家として売れ始めたこのあたりの時期は、心霊主義に興味があるだけ、という程度でした。しかし、戦争によって身内の死が相次いだドイルは、心霊主義への傾倒が強くなります。

それからも執筆は続けますが、ドイルはホームズ作品すらも心霊主義布教の道具にしました。もはや、シャーロキアンたちですら、心霊主義に傾倒してからのホームズ作品は駄作だと評価するほどでした。

その頃のドイルがよく行っていたとされる交霊術は、「テーブル・ターニング」です。日本で有名な交霊術の1つである「こっくりさん」の起源となっている交霊術です。ドイルは、戦争で亡くなった息子と接触するために、テーブル・ターニングを行っていたとされています。




まとめ

今回は、シャーロック・ホームズ生みの親である小説家「サー・アーサー・コナン・ドイル」と彼が盲信した交霊術をはじめとした心霊主義との関わりについて紹介しました。次回は、テーブル・ターニングから派生した交霊術や、ドイルが関わった心霊主義絡みの事件について紹介していきます。




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