牡牛座が生まれ持つ価値観と人生の目的を知ることが自分を知る最初の一歩。そこから牡牛座がしてはいけないこともぜひ知っておきましょう。牡牛座が生きやすくなるヒントを満載しています。
目次
牡牛座の価値観
牡牛座の価値観として、牡牛座が大切にしていることは、安定、感覚、所有です。
安定
牡牛座はあてもなく行動をしたり、未知の世界を冒険することを好みません。
地に足のついた状態で着実に進んでいきたいと考えます。
牡牛座には自分が納得するためには「体感する」ということがどうしても必要なプロセスなので、フワフワと不安定な状況がいやなのです。
「なにかを成し遂げるためにまずは安定感がほしい」のではなく、牡牛座が最終的にもとめるものこそが「安定/安心」できる環境といえます。
それは決してリスクを負わないという意味ではなく、最終的には自分という枠組にしっかりはまるような物理的・感覚的な満足をもとめているということです。
感覚
感覚の中でも、とくに五感をフルにつかって「体感する」ということが牡牛座にとっては重要な意味をもちます。
なにかを行動にうつしたり体験したときに、それを快感に感じるか、不快に感じるか、で判断を下すこともよくあります。
いくら頭の中であれこれ考えたとしても、それだけでは決して納得しません。
実際にそれを自分自身が体験して、さらに、その物事が心地よいと感じるものにのみ価値を見い出します。
所有
牡牛座は体感を大切にしますから「形」のあるものが好きです。
ですから誰かがすばらしいアイデアや理念を掲げていたとしても、それを形にできなければそれは意味がないのでは? と思ったりします。
カタチあるものを手に入れたいということは、別の言い方をするならば、なにかを「所有」したいと願うということ。
そのため必然的に豊かさを求めます。
「心が豊かならそれでいいじゃないか!」というだけでは、牡牛座は納得することができません。
もちろん物を手に入れるためにはお金が必要だと思いますが、それは心の「安定」を保つため。
そして、「快適な生活」を送るために必要不可欠なツールだからなのです。
牡牛座の人生の目的/方向性
着実に積み上げる
牡牛座は、人生において自分らしさを形にして表したいと願います。
そのため、なにかを所有することこそが人生の目的/方向性となります。
所有することが目的といっても、それは単なる物質欲とはすこし違います。
牡牛座にとってなにかを所有することは、自分らしさを具現化するためのひとつの方法なのです。
たとえ一見してそれほど堅実にはみえなくても、自分の頭の中に「目的意識」をしっかり持っていて、それに向けて少しずつコツコツ努力をつづけていきます。
考えていることを形にしようという努力や粘り強さはだれにも負けません。
五感をフル回転させて着実に進むので、場合によってはスピードがのんびりしていることもありますが、積み上げたものは揺るぎないものとなります。
確実に進むことによって、精神的にも安定しますし、目標にも近づくことができるので、牡牛座にとってはこの方法が合っていると感じます。
牡牛座は、目的のないまま何かを模索するのは苦手です。
「所有」が牡牛座の目的ですが、社会的地位やキャリアを望むタイプの人も多く見られます。
地位やキャリアは形がないように感じますが、自分枠を強化したり、環境を安定化させたり、生活の豊かさにつながっています。
立場を高めてチヤホヤされることを望んでいるのではなく、自分の定めた目標を、一つずつクリアしていくことを楽しんでいるのです。
豊かさを実感する
牡牛座は五感で感じてこそ満足を得ますから、美味しいものを食べたり、着心地のよい服を身につけたりすることなどが大好きです。
牡牛座の求める豊かさは、意味もなく豪華なものなどではなく、その質の良さなのです。
本当に納得したものしか価値を認めないので、牡牛座の人は美意識が高く、本当に良いものの価値を知っている人が多いというのも特徴です。
ささやかなことも愛する力をもち、肌で感じる喜びを大切にする牡牛座は、人生の楽しみ方を知っている人達といえるかもしれません。
牡牛座がしてはいけないこと
そんな牡牛座がしてはいけないことをまとめると、
自分軸を相手に渡す
牡牛座は感情にながされずに、マイペースで進むことができる人たちです。
その際に一番大切にするのは自分自身の感覚。
さらにいえば心と体で納得できる体感が伴っているということです。
ものごとを判断する時などに、自分の感覚を無視して、なんとなく周囲の人に合わせてしまうというのはおすすめできません。
もちろん普段の生活では協調性も必要ですが、大きな決断をしなければならないようなときは、自分の感覚を信じることを忘れないでください。
そのことを考えたときに「楽しい」と心の底から感じられるか、身体レベルで本当に満足しているかどうかがカギになるでしょう。
たとえば、好きな人が自分の好みに合わせてほしいと言ってきたなら、たとえその人のことを心から好きだとしても、自分の感覚を無視してまで相手に合わせはいけないのです。
牡牛座は身も心も一体化することで喜びを感じるという性質ではありません。
自身の感覚を大切にしながら、その肌感覚をベースにして、さまざまなことを楽しみ人生を謳歌することができるといえます。
なにもかも捨てて他者と結ばれようとするのではなく、「よろこびの感覚を共有すること」で他者とひとつになる感覚を味わうのです。
つまり、自分の価値観を放棄することなく、個人対個人としてありつづけなければならないということです。
自分を大切にせず、ステキな恋人を演じてムリに相手に尽くそうすると、残念ながら運気をどんどんと下げていってしまいます。
鈍感力を大切に
牡牛座は本来あまり直感が鋭いタイプではないといわれます。
実際は勘がが鈍いということはなく、むしろ独自の動物的感覚に優れていたりします。
ただ、どうしても「直感」を信じきることができなかったり、それを認めるまでに時間がかかりやすいのです。
じっくりと熟考してこそ納得できるタイプなので、牡牛座に関してはこれは悪いことではありません。
逆にムリをして、洞察力があるように装ったり、物事を直感的に捉えようとしすぎると失敗しやすくなります。
牡牛座は自分の感覚には忠実ですが、他者の気持ちには鈍感な傾向があります。
相手の気持ちを理解することが大切だとよく言われますが、それを気にして、相手の気持ちを瞬時に読み取ろうとしすぎるとけっこう的外れだったりもするので注意しましょう。