山羊座の価値観・人生の目的・山羊座がしてはいけないこと | 山羊座について




山羊座が生まれ持つ価値観と人生の目的を知ることが自分を知る最初の一歩。そこから山羊座がしてはいけないこともぜひ知っておきましょう。山羊座が生きやすくなるヒントを満載しています。

山羊座の価値観

山羊座が大切にしていることは、社会性、現実性、責任感です。

社会性

社会性というのは「集団をつくり他人とかかわって生活しようとすること」といえますが、山羊座にとって最初に大切なことは「集団をつくる」ということになります。

個人対個人で関係をつづけるのではなく、先に集団という枠をつくろうとします。

たとえば、なにもない荒野に城壁を巡らせて、その内側に村を作るようなもの。

荒野と自分たちのテリトリーをしっかりと線引きすることで村を守り秩序を生み出します。

そうすることで社会性が発達し、人間的としての高度な能力をどんどんと発揮していくことができるようになります。

ある領域に一定の「枠」を設けることで、その内側で集中して力を発揮することができるようになるわけです。

もし荒野と村の間になんの線引きもなかったらどうなるでしょう?たしかに気楽にのんびりと生きていくことはできるかもしれませんが、秩序や安全は確保されず無法地帯になってしまうでしょう。

また知識は分散していき、知識も芸術も花開くことはないでしょう。

山羊座にとっての社会性というのは、ルールを守って他の人たちと楽しく暮らすというレベルにとどまりません。

彼らは、その研ぎ澄まされた感性で高度な集団や社会を作り上げていこうとする本能的な感覚を持っているわけです。

それは家族という小さな集団から始まり、学校や会社、伝統文化、自治体、国家などなど、あらゆる集団の中で山羊座の価値観が生かされています。

現実性

誰でも夢や願望をもっていると思いますが、それを考えているだけではただの空想にすぎません。

しかし山羊座は夢や願望などもすべて具体的な形で表そうとします。

思考や空想という目に見えないものはただ持っているだけでは意味がなく、現実的な形に落とし込まなければとうてい満足しきれません。

たとえアイデアが素晴らしくユニークでも、それを熱く語るだけでは意味がないのです。

山羊座の現実的な感覚があるからこそ、さまざまな分野における困難をのりこえ夢が実現化されているのかもしれません。

現実的で鋭い感性をもつ山羊座は、この世でたくましく生きることの難しさとその重要性を知っている人達だといえます。

責任感

自分を抑えることによって全体を完成させようとする山羊座の性質は傍からみるとけっこうストイックに見えます。

ですが、彼らにとってそれは苦しいばかりの自己抑圧ではありません。

個性を抑えて社会を高めることによって、自分だけでは決して成し遂げる事ができない高みに達することができると知っているのです。

秩序をまもって集団や組織に貢献するためには、セルフコントロールが必要になります。

つまり、それぞれの人がしっかり責任感をもっていなければ決してたどり着くことができないものです。

そのため、山羊座にとって責任感というのは考え方の軸になっています。

山羊座のすごいところは、どんなに責任感が強くてもそれをあたりまえのことだと感じていること。

彼らにとってはそれが普通のことなのです。

なにごとも破壊するより守り抜くほうがむずかしいものです。

長い歴史を重ねていくにはそこに番人が必要ですが、山羊座はまさにその役割にピッタリだといえます。

山羊座は物事を「守る」という基本的性質をもっていますが、これは非常に強い責任感があるからできることでしょう。

家族、組織、格式、知識、伝統など守るものは人それぞれ違うと思いますが、大切なものを全力で守ろうとする性質を持っているのが山羊座だといえます。



山羊座の人生の目的/方向性

枠組みを決める

自分がどんな集団や組織や地域で生きていくのかを決めることは山羊座にとって非常に大きな意味を持ちます。

なぜならその山羊座は、いずれそれらの枠組みと同化して、ひとつになって成長していくことになるからです。

これは本能的なことなので、山羊座本人はこのことをほとんど意識せず無意識におこなっています。

他の人たちも当然そうであると感じているので、その社会性の高さには自分自身では気づいていないのです。

人生の枠組みを決めるということは、自分が生きる舞台を定めるということでもあるので、人生のシナリオも描きやすくなります。

当然、自然と社会的に活躍する人も増えることになります。

人生の枠組みを定めるというと、まるで自分の可能性を狭めているように感じるかもしれませんが、これは全く逆の意味になります。

液体はそれを入れる器があってこそ存在を知ることができます。

器がなければ、ただムダに流れるばかりで消えてしまうでしょう。

山羊座は、自分の才能や能力を最大限に引き出し、形に表わしたいと願う、向上心を心に秘めた人たちだといえます。

社会的自己実現

山羊座はあまり無駄なことが好きではありません。

そのため、たとえ一見くだらないように見える事をしていても、その裏ではしっかり計算をしていたりします。

もし自分に強い個性がないと感じた場合は、ムリに自分探しに没頭したりなどせず、なんらかの形で役に立てるような道を探そうとするでしょう。

だれにも認められることもない上に、他者の利益にもならないような、平凡な個性を無理やり高めようとするような感覚は山羊座にはあまりありません。

彼らは冷静かつ現実的に自分を感じとることができるのです。

人生をめいっぱい充実させようとする山羊座にとって大切なことは、自分が所属する集団や組織などに対してどれだけ貢献できるか考えることであり、その共同体の構成員として自分の能力を最大限に生かそうとすることです。

山羊座は個性が強くないといわれますが、実際はまったくそのようなことはありません。

ただ、反逆児として世間に反抗し続けたり、社会を敵に回してまで自分の個性を出していこうとはしないだけなのです。

社会のルールを守りながら、なりたい自分を実現していこうとするわけですから、長い目で見ると、山羊座は社会から認められる確率が非常にたかいのです。

ステータスの確立

野心家だといわれる山羊座ですが、それは、社会の中で自分の可能性を究極に高めたいと願ったときにたどり着くのが地位やステータスだからです。

閉じた空間で、自分の存在価値を再認識するには上へ上へと登っていくしかありません。

見えないところでどんなに能力を発揮しても、たとえ大金持ちになれたとしても、誰もそのことを認めてくれないならば山羊座はちっとも楽しくないでしょう。

なぜなら「社会(集団内)」で認められた「自分」になることが山羊座の喜びであり、大きな目標のひとつだからです。

これは威張りたいからでもなく、人を見下したいからでもありません。

目には見えない自分の能力を、経済的成功や他者から認められることによって、身をもって実感することができるからです。

野心家というと一般的には誤解されがちですが、山羊座にとっての野心というのは、自分を成長させていくための原動力なのです。

山羊座がしてはいけないこと

感情的な判断

クールに見えても熱いハートを秘めている山羊座は、内面的にはそれほど冷静というわけではありません。

さまざまな感情がうごめいているのですが、それを表面に出そうとしないだけなのです。

なぜなら、もし感情を顔や態度に表してばかりいたら社会的に成り立たないことになりますし、自制心のない人と判断されてしまうからです。

そんな山羊座でも、やはり時と場合によっては感情的になることもあるでしょう。

もちろん楽しく感情を発散している分にはいいのですが、自分の気持ちをおさえきれずに感情的になってしまったならば山羊座の良さは死んでしまいます。

山羊座の本質は若い頃は分かりにくいものですが、その理由はまだ自制心が発達していないため。

感情のコントロールが出来ないうちは運気が定まらず、なにかと不安定になりやすいでしょう。

大きな決断をするときはくれぐれも感情的な判断を下さないようにしてください。

大志を捨てる

生まれつき庶民的な生活をしてきたからそのほうが心地よいと本気で思うのであればよいですが、本当は質の高い生活を送りたいにもかかわらず、そこから目をそらそうとしていると山羊座の運気は下降していきます。

理想の生活や人生をあきらめ、さらには「成功したい」という気持ちまで否定してしまったなら山羊座は生きる目的を永遠に失ったも同然なのです。

成功というのは高いステータスや高収入を得ることばかりではありません。

自分らしいスタイルを確立していきいきと暮らすこともひとつの成功です。

理想にむけての努力を止めてまったなら、山羊座はもう守護を受けることができなくなってしまうでしょう。

なぜなら山羊座の支配星である土星は厳しくて、一生懸命にがんばった人にしか幸福を与えてはくれないからです。

そのかわり努力をした人には想像以上に大きな報酬をくれるという、本当の強さと幸せを与えてくれる星なのです。

敵味方をつくる

山羊座はある一定の枠組の中で生きていこうとしますから、その中で上昇しようとするとライバルが出てくるのはやむをえません。

とくに組織の中では、周囲の人とのしがらみや、生存競争に巻き込まれてしまうことも多いことでしょう。

ですが山羊座は決して「自分から敵味方を作り出す」側にいてはいけません。

山羊座は自分がいる枠組の中での良い生き方を学ばなければいけないのであって、その中に自ら線引きをしてはいけないのです。

もし、敵・味方をつくることで自分の立場を固めようとしたならば、いつかその立場はかならずや崩壊してしまうでしょう。

向こうからやってくる敵(ライバル)には毅然と立ち向かいながらも、どうにか上手くやっていく方法を見つけ出して組織をまとめるのが山羊座の使命といえます。

感情の壁を自ら作ってはいけないのです。

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